相談事例
父、母、それぞれの名義の財産の構成がほとんどわかりません

父と母が相次いでなくなり3人の子どもがいます。子らは全員、両親とは別居していたので、父、母、それぞれの名義の財産の構成がほとんどわかりません。どうやったら相続の手続きを進められるでしょうか?
対応方法
まず、両親に届く郵便物から金融機関や証券会社のものがあればそれが手掛かりになります。あとは両親の自宅近くの金融機関に照会をかける方法もあります。金融機関の照会は店舗への訪問が必要なこともあり、日中仕事をしている子らに代わって弁護士が依頼を受けて金融機関の調査をすることもできます。遺産が判明すれば、それに沿って適切な遺産分割の案も提示できます。
結果
対応完了までにかかった期間:両親の死亡から6ヶ月
ご依頼者様にかかった費⽤:遺産3000万円に対する1.5%+税と法定相続人3名×5.5万円の66万円
父母それぞれが3つの金融機関に預金を持っていることが判明し、預金の取引履歴から一つの証券会社に口座を持っていることが判明しました。これらの相続手続を弁護士が代行して、遺産をいったん弁護士の預かり金口座へ入金してから、平等に各相続人へ送金して、手続が完了しました。