コラム
相続放棄を弁護士に依頼するまでの流れを徹底解説!手続き方法やかかる費用を紹介
2024.03.29
相続放棄を弁護士に依頼するまでの流れを徹底解説!手続き方法やかかる費用を紹介
「相続放棄を弁護士に依頼するまでの流れは?」「依頼するメリットは?」などと悩んでいませんか?
相続放棄を弁護士に依頼することで、法的な複雑さを解消し、手続きをスムーズに進めることができます。時間とコストを節約し、法的なリスクを最小限に抑えることも可能です。
本記事では、相続放棄を弁護士に依頼するまでの流れや依頼のメリットを解説します。自分で相続放棄を行うリスクも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
相続放棄を弁護士に依頼するまでの流れ
相続放棄を弁護士に依頼する場合、以下のような流れで進めていきます。
- 弁護士との委任契約を締結する
- 弁護士が相続放棄の申述書を作成・提出を行う
- 相続放棄申述受理通知書を受け取る
相続放棄で失敗しないためにも、順序を守って手続きを進めることが大切です。それぞれ詳しく解説します。
1. 弁護士との委任契約を締結する
相続放棄の手続きを開始する場合、適切な弁護士を選んで委任契約を締結する必要があります。委任契約は弁護士が代理人として相続放棄の手続きを行うことを正式に認めるものです。
契約を通じて、弁護士との法的な関係が確立され、相続放棄の手続きが正式に開始されます。
2. 弁護士が相続放棄の申述書を作成・提出を行う
委任契約が締結された後、弁護士は相続放棄の申述書を作成します。申述書は、相続放棄の意思を法的に表明するために必要となる重要な書類です。
弁護士は状況に合わせて申述書を作成し、被相続人の住民票除票や戸籍謄本といった必要書類を添えて家庭裁判所に提出します。
3. 相続放棄申述受理通知書を受け取る
提出が完了したら、最終的に裁判所から相続放棄申述受理通知書が届きます。通知書は相続放棄の申述が裁判所によって受理されたことを意味し、相続放棄手続きの完了を告げる重要な書類です。
受理通知書の受領によって、初めて法的な相続放棄が成立し、相続人としての権利と義務から解放されます。
相続放棄を弁護士に依頼するメリット
相続放棄を弁護士に依頼すれば、以下のメリットがあります。
- 弁護士は依頼できる範囲が司法書士より広い
- 申請期限を過ぎても弁護士なら相続放棄できる可能性がある
- 債権者との交渉も可能
それぞれ詳しく解説します。
弁護士は依頼できる範囲が司法書士より広い
弁護士に依頼できる範囲は、司法書士より広いという点は大きなメリットです。司法書士も相続に関連するサービスを提供しますが、弁護士はより広範な法的サポートを提供できます。
必要に応じて、裁判所での代理人としての役割を果たしてくれるため安心です。相続放棄には複雑な手続きが多く含まれる中、弁護士は全体を通じて包括的なサポートを提供してくれます。
申請期限を過ぎても弁護士なら相続放棄できる可能性がある
弁護士を通じて手続きを進める場合、申請期限を過ぎても相続放棄が認められる可能性があります。たとえば、手続きが複雑なケースや相続人が相続の事実を知らなかった場合など、例外的な状況において役立つでしょう。
相続放棄の期限の伸長の申立は、法律や裁判手続きに関する専門的な知識や経験が必要となります。そのため、弁護士に依頼したほうが、よりスムーズに手続きを進めることができるでしょう。
債権者との交渉も可能
相続放棄を弁護士に依頼すれば、債権者との交渉も可能です。相続放棄は故人の債務が関係することも多く、正しく対処する必要があります。
債権者との交渉は複雑で困難な場合も多いです。弁護士は債権者との交渉を代行し、相続人の利益を守るために最善の解決策を模索します。
弁護士は債務の減額交渉や支払い条件の再交渉など、様々な方法で債権者との交渉を行い、相続人の負担を軽減します。
弁護士に依頼せず自分で相続放棄を行うリスク
相続放棄は自身で行うことも可能です。しかし、弁護士に依頼せずに自分で相続放棄を行うと以下のリスクが発生する恐れもあるため、注意しましょう。
- 相続放棄が認められない可能性がある
- 手続きが複雑で書類の不備が起きやすい
- 手続き期限が短いため失敗するリスクが高い
それぞれ詳しく解説します。
相続放棄が認められない可能性がある
自分で相続放棄の手続きを行うと、正しく手続きが行われず相続放棄が認められない可能性があります。必要な書類の提出が適切でなかったり、手続きの形式が正しくなかったりすると申請が却下される恐れもあるのです。
手続きが複雑で書類の不備が起きやすい
相続放棄の手続きは非常に複雑で、多くの書類が関係しています。自分で手続きを行う場合、必要な書類の準備や提出において間違いが生じやすいです。
もし間違いが起こってしまうと、手続きの遅延や却下の原因となってしまいます。
手続き期限が短いため失敗するリスクが高い
相続放棄の手続きは、短い期限内にすべての手続きを完了させなくてはいけません。しかし、手続きは複雑で期限内にすべての要件を満たすことが難しい場合があります。
期限内に手続きを完了させるためには、事前準備と迅速な手続きが必要です。
相続放棄を弁護士に依頼する場合は一度ご相談ください
相続放棄は、期限内に複雑な手続きを完了させる必要があります。そのため、専門的な知識や経験を持つ弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士は、相続放棄の要件や手続きを熟知しており、スムーズかつ確実に手続きを進めることができます。また、状況に合わせたアドバイスを提供し、相続人の利益を最大限に守ります。
相続放棄でお悩みの方は、ぜひ「船橋・習志野台法律事務所」にご相談ください。船橋・習志野台法律事務所なら、相続放棄の手続きがメールで完結できます。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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